わたしたちが「自然電力のでんき」をつくっています ~会社・クルー紹介①~

2017.11.8.

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杉山 ちひろ

杉山 ちひろ (編集部)

「電気」…毎日の生活で必ず使っているはずなのに、目には見えず、形もありません。だから、なかなか意識する機会がありません。

食材をはじめ、色いろなものが、どこでどのようにつくられているのか、誰がつくっているのかが大切にされている昨今ですが、では、電気はどうでしょう?

「毎日使う電気ってどんな会社が作ってるの?」
「そこではどんな人たちが働いてるの?」

まずは、そんなシンプルなことから始めたいと、この企画をスタートします。

自然電力グループの特徴と、クルー(自然電力グループでは会社を大きな船に例え、そこで働くスタッフのことを、「乗組員」を意味する「クルー」と呼びます)を紹介していきます。


まずはわたしたち自然電力グループについてお話します。
現在、自然電力グループは3つの会社から成り立っています。

自然エネルギー発電所の発電事業に加えて、事業開発や資金調達、また完成した発電所の管理を行うアセット・マネジメントなどを担当する「自然電力(株)」。
次に、自然エネルギー発電所の設計・調達・建設(EPC)を担当する「juwi(ユーイ)自然電力(株)」。
そして、自然エネルギー発電所の運営・保守(O&M)を担当する「juwi自然電力オペレーション(株)」。

 

なお、「juwi自然電力」と「juwi自然電力オペレーション」は風力・太陽光発電所の開発や建設において世界トップレベルを誇るドイツのjuwi(ユーイ)との合弁会社です。

juwiについても少しご紹介します。

「自然」をより身近に感じられるワーク・ライフスタイルを実践しているjuwiについても、いずれ詳しくご紹介したいと思います。

自然電力グループの話に戻ります。

なぜ、自然エネルギー発電所の設置に関わる土地探しから建設工事、運営、管理まですべて自分たちの手でやるのか?
その理由はグループのミッションで述べられています。

「energy design.」エネルギーの新しいつくりかた。それは、使う人の立場になって考えること。モノだけではなく、その周辺のコトも設計すること。前向きな感情や、愛着をつくりだすこと。そういった考え方をエネルギーに応用し、世の中の様々な課題を解決していくこと。例えば、エネルギーのつくり方だけではなく、使いかたも考えること。発電所をつくるだけではなく、それを維持するための仕組みや地域コミュニティ、地域産業のことまで考えること。私たちは、様々な地域でenergy designに取り組み、より良い社会をつくっていきたいと考えています。
(弊社HPより:http://www.shizenenergy.net/corporate/concept.html)

発電所を作るだけでなく、それを維持するための仕組みや地域コミュニティのあり方まで考えるというミッションが生まれた背景には、わたしたちの事業に対する思いが込められています。

…また、自然エネルギーを一過性のものにせず、100年以上持続する事業をつくりたいと考えています。
短期的にものごとを判断しては、よい未来はつくれません。
そのためには当たり前のことを当たり前に実行し、すべてのことに対して、誠実に取り組まなくてはなりません。
(弊社HP, 代表メッセージより:http://www.shizenenergy.net/corporate/message.html)


「エネルギーから世界を変える。」という理念に基づいて、どうしたら自分たちのベストが尽くせるかを考えた結果、今の体制が生まれました。

そんな自然電力グループですが、働くクルーたちも多様性に満ちています。

今年で7年目を迎えた自然電力グループでは、現在123名のクルーが働いています。(2017年9月1日現在/アルバイト、インターンを含む。役員と派遣社員は除く)

まずは男女比率から見てみます。

例えば、全国各地の発電所の建設工事に携わっているクルーは男性が多く、このような比率となっています。

次に国籍を見てみましょう。

クルーの国籍は、日本を含め、14カ国にまたがります。(2017年9月現在)
全クルーのうち約1割が外国籍で、また、留学経験や海外在住経験のあるクルーも多く、オフィスでは、日常的に日本語、英語、スペイン語、たまに中国語が聞こえることも。

社内でオープンなコミュニケーションが多いのは、多様な文化的背景を持つクルーたちが、意見を通わせながら一つのゴールに向かっていく、という必要性に端を発したカルチャーが根付いているからです。

そして、特徴的なのがクルーの年代です。

半数弱が30代で、次に20代と続きますが、その20代とほぼ変わらない人数の60代、70代のクルーが所属しています。(2017年9月現在)
社内ではこの60代、70代のクルーを、専門的な知識や日本国内外での豊富な業務経験をもった先輩方として慕っています。

このように自然電力グループでは、自然エネルギー発電所にまつわるすべての業務に関わるため、自然エネルギーについての知識だけでなく、例えばファイナンス、不動産、マーケティング、貿易、法律、建設工事、エンジニアリングなど、様々な知識と経験を持った人びとが集まっています。
フリーアドレス(社員が個々にデスクを持たないオフィススタイル)の社内では、そんなクルー同士の交流が、日々盛んに行われています。

 

ローカルな問題をグローバルな視点から。
蓄積された経験と新しいアイデアを組み合わせて。


「自然エネルギー100%の世界」を目指す、その大きな挑戦のために、クルー一人ひとりが持てる力を発揮しています。



それでは、「どんな人が働いているのか?」にお答えする、クルーの紹介を始めます。各部署のクルーにいくつかの質問に答えてもらいました。

1.自然電力グループでの具体的な業務内容・役割は?
2.解決しなくてはいけないと思っている社会問題は?
3.好きな自然スポットやアクティビティ、その理由や思い出は?

初回は自然電力・太陽光開発部フロントチームの岩川さんと、自然電力・ファイナンス部の久保田さんです。

自然電力 太陽光開発部フロントチーム
岩川さん

自然電力 ファイナンス部
久保田さん

 

―――自然電力グループでの具体的な業務内容・役割は?

岩川 太陽光発電所に適した土地を探して、その土地や道を使わせていただく交渉をしたり、国の認定や自治体のさまざまな許認可の申請や届出をしたり、送電について電力会社と協議をするなど、太陽光発電所を建設して発電事業を営むための権利確保や環境作り、条件整備をしています。いわばゼロから事業が成り立つ状態にするまでが私の役割です。

久保田 「案件を組成する仕事」です。案件を最終的に太陽光発電所というモノに仕立てるときに、どのような発電所で、どこからお金が出て、そのお金がどのように運用されて…など、プロジェクト単位での戦略を立てます。発電所の技術的(テクニカル)な部分に対して、自分たちは「コマーシャル部分」の要素をデザインし、実現するために動いています。

 

―――解決しなくてはいけないと思っている社会問題は?

岩川 グローバルでは富の偏在と貧困・飢餓の拡大、国内ではいわゆる「限界集落」の増加で、特に後者は仕事の中で日々感じています。太陽光発電所に適した土地は中山間部に多く、私がお伺いしている地域でも過疎化・高齢化が急速に進行し、危機を感じていらっしゃる方も少なくありません。私たちの事業が、少しでも地域の再生につながればと思っています。

久保田 元々は、紛争、貧困・雇用、人権など、人間に焦点を充てた国際開発上の課題に強い関心があり、それは今も変わりません。しかし、近年の地球温暖化とその悪影響の顕在化、それに伴う食料・水不足、天災大規模化や気候難民発生などのニュースを見るに、気候変動そのものの抑制や、変動する気候に社会をどう対応させるのか、といったテーマへの関心が高まっています。

 

―――好きな自然スポットやアクティビティ、その理由や思い出は?

岩川 今、仕事でお伺いしている地域にアパートを借りて住んでいます。朝、鳥のさえずりで目を覚まし、昼は事業予定地近くの山に登って眼下に海を望み、美しい夕焼けを愛で、夜は満天の星を見上げています。環境への影響を最小限に抑え、むしろ大空にワシが舞うような自然と共生する太陽光発電所を作ることが夢です。

久保田 今は海のない埼玉県に住んでいますが、幼少期は瀬戸内海付近で育ったこともあり、海が好きです。一時期スキューバダイビングにハマっていました。最も印象的なダイブは沖縄でのボートダイブです。透明度20m超えの海に飛び込んだ瞬間、そこは蒼い小宇宙の中。無数の海中生物と3D方向に自由に動く感覚と、この世のモノとは思えない海中世界の美しさに魅了されました。


いかがでしたか?
次回は、設計・調達・建設(EPC)を担うjuwi自然電力で働くクルーたちをご紹介します。