讃岐うどんを学びながら地域を楽しむ宿「UDON HOUSE」/新プラン「SEデビュー」発売

編集部staff

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こんにちは。編集長のふなつです。

本日は「地域」というテーマで、香川県三豊市にある「UDON HOUSE」をご紹介します。香川では年越しにうどんを食べる方もいらっしゃるそうですよ!


Act Locally

このコーナーは、私たち編集部より、「地域でこんな面白い取り組みしているよ」という方々にインタビューさせていただくコーナーです。

第一回目は、香川県三豊市にある、讃岐うどんを学びながら地域を楽しむ宿「UDON HOUSE」代表の原田 佳南子さんです。UDON HOUSEでは自然電力のでんきを使っていただいています。

   UDON HOUSE 代表の原田佳南子さん

 

聞き手は、私ふなつ(いか、ふ)と、編集部の佐藤(以下、佐)です。

ふ:早速ですが、一泊二日のカリキュラムでうどん作りを学び、食べ、地域のことも学ぶUDON HOUSE、なぜ始めようと思われたのですか?

原田さん:私は、前職の楽天トラベルで地方創生に関わる仕事をしていました。全国各地を回り、地域で事業をしている方と話すうちに、自ら事業を興したいと思うようになりました。その時ちょうど携わっていた三豊市のプロジェクトを自らの手で進めることになりました。香川にはうどん屋さんがたくさんあって、うどんを食べに来る観光客は多いけれど、まだうどんに特化した宿はないよね、じゃあ作ろう!ということで。それなら、地域の空き家問題も同時に解決できたら、ということで物件探しからスタートしました。ディズニーランドに行けばミッキーの部屋があり、海辺には海が見えるオーベルジュがあるように、うどん県にUDON HOUSEを作ろう、ということで2018年6月に移住し、同10月にグランドオープンを迎えました。

UDON HOUSEの目的は、うどんマニアを作ることではなくて、旅を通してローカルをもっと深く知ること。そしてそのきっかけがうどんで、地域で大事にされているスピリッツを理解したうえで旅したほうが楽しいよね、というコンセプトです。

だから、うどんの生地を寝かせている間に、近くの畑へ野菜収穫体験に行くのですが、普通の観光では実際の農業の現場に出会える機会はそうありません。スタッフや宿の他の旅行客だけではなく、そういう地域の方とのふれあい、コミュニケーションをとても大切にしています。

佐:なるほど。うどんが入り口で地域やその土地の大切にしていることを学ぶ、とても面白いですね。そんな宿にしたい、と思われたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?

原田さん:きっかけというよりは、私が大学時代に経験した旅がルーツだと思います。当時、私は神奈川の大学に通っていたのですが、私の母が海外に住んでいて、よく遊びに行っていました。そこには、母の海外での日常や、観光向けではない生活そのものの街があって、それがいいなとずっと思っていました。

うどん作りをレクチャーする原田さん

多くの人にとって、旅は新たな出会いだと思いますが、別にそれは何か作られた目新しいものばかりを求めているわけではない。旅する人への、観光向けではない、「日常」に出会う旅を体感していただきたいとUDON HOUSEでは考えています。

観光は本来ありがたいものなのに、最近ではオーバーツーリズムの問題もよく耳にしますね。

かけ、天ぷら、ぶっかけ、かまたま・・・etc.うどん屋さんにずらりと並ぶメニューを県外から来た私はきちんと説明することができませんでした。一方、香川県民でこれらのメニューがわからない方はいらっしゃいません。香川を知るということは、讃岐うどんを知ることと言っても過言ではないでしょう。香川にくるなら、香川の人がうどんをどういう風に大切に、つまり「日常」にしているか、ということを知ってうどん屋さんで注文できる心構え、気持ち良いマナーを学ぶ必要があるのではないかなと思います。

ふ:たしかに地域のことを知る努力というのはとても大切ですね。そんな地域でビジネスをおこすことについての大変さ、また楽しさはどのようなことがありましたか?

原田さん:とにかくすべてが初めてで、オープンまで毎日がハプニングと奇跡の連続でした。追い込まれながら作り上げていった感じですね。最初にはじめたのは仲間探しです。予約が入っているのに、スタッフがいないということもあり、Facebookで投稿したら地域の方がシェアしてくださって。それを見た初対面の近所のうどん屋さんが、突然お手伝いに来てくださる、と言うこともありました。その他にも、わからないことだらけの中、決めることと、やらなければいけないことが同時進行していました。見るに見かねた地域の方々が、代わる代わる助けてくださったり、気にかけてくださったり、本当に多くの方の支えがあってオープンを迎え、今日まで運営してこれています。

楽しいところは、人の輪がどんどん広がっていくところですね。地域に入り込んで主体的にやっているからこそ、地域の人から他の人を紹介してもらえたり、地域の未来の話ができるんです。

三豊市にある粟島。オプショナルツアーで訪れることもあるそう。

ふ:地域に入り込むことでしか得られない関係性があるのですね。地域の未来のお話もされているということですが、今後の展望はどのようにお考えでしょうか?

原田さん:お客さんをもっと増やしていきたいということと、常に新しさを提案していきたいと思っています。またUDON HOUSEを中心に、都市と地域が交流できるような人材交流等、地域の人材に関する課題を解決していきたいと考えています。

UDON HOUSEの近くに父母ヶ浜という浜があります。ここ2〜3年程で来訪者が増え、多い日は一日に約7,000人が集まるほど賑わいます。主にSNSの力が大きいと思いますが、その裏には、浜を守ってきた人たちの存在があります。実は、約20年前、この土地を埋め立てて企業を誘致する話があったそうですが、地元の人たちが反対運動を起こし、そこから始めたごみを拾う活動を今でも継続しています。こういう取り組みや背景を、観光客に伝えていくことも絶対必要で、それを理解し、尊重して下さる方に来ていただきたいです。

最近、UDON HOUSEも自然電力のでんきに切り替えたのですが、地域のメッセージの一つとして、電気を選べる時代に、再エネを選ぶことが当たり前になっていくのではないかなと考えています。   

ふ:ありがとうございます。最後に、「三豊市のここが面白い!」というところを教えていただけますでしょうか?

原田さん:ここ三豊では今、多くの新しいプロジェクトが生まれています。それらを生み出すプレイヤーと、それらが生まれる土壌、活気があります。3ヶ月離れるとまちが変わっている、と言ってもいいほどではないでしょうか。私のように移住して来た人と、もともと地元の方とが混在しながら、皆、新たなチャレンジをしている、それが最も面白いところです。

ふ&佐:本日は本当にありがとうございました!

いかがでしたか?少し長くなってしまいましたが、とても興味深くインタビューさせていただきました。皆様もぜひ、地域の魅力をそのまま楽しめる「UDON HOUSE」を体験されてみてはいかがでしょうか?


News -お知らせ-
新プラン「SE デビュー」発売。電気代の1%が、自然エネルギーを増やすために使われます。※

「自然電力のでんき」に、新電力プラン「SEデビュー」が登場しました!

電源構成等は今までのプランと変わらずに、より手軽に「自然電力のでんき」をご利用いただけるようになりました。

さらに、「自然電力のでんき」を使っていただくことが、自然エネルギーを増やすことにつながっていきます。今回の新プラン「SEデビュー」の登場とともに、みなさまの電気代よりその1%が、(社)自然基金を通じて、自然エネルギー発電所建設への投資など、自然エネルギー発電所を増やすために使われる取り組みを始めました。(SE100、SE30プランも同様です)。 ※従量電灯。実効税率分、再生可能エネルギー賦課金、諸経費を除く。

まさに「自然エネルギー100%の世界を共につくる」の一歩を、ぜひ一緒に踏み出していただけたら嬉しいです!

※「自然電力のでんき」ユーザーのみなさまは、マイページよりプラン変更が可能です。https://shizendenryoku.jp/


今年も残すところ数日ですね。今年は「気候危機(Climate Crisis)」という言葉も聞かれるようになってきました。自然災害も多かった令和元年、みなさまはどんな1年を過ごされましたでしょうか。

次回は翌年1月にまたお会いできればと思います。

それではみなさま、よいお年をお迎えくださいませ。