【電源構成レポート 2018年1月】1月は太陽光発電にいちばん厳しい月?

HATCH編集部staff

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はじめまして。
「自然電力のでんき」、プロダクトチームの青木です。

「自然電力のでんき」をご利用いただいているお客様には、
「マイページ」で、毎月の実際の電源構成をお伝えしています。

今月からは、月に1回、この『HATCH』でも、
各月の電源構成の内訳や、グラフから読める電気使用の特徴・節電ポイントなど、
「でんき」のあれこれを発信していきたいと思います。

今回は2018年1月の電源構成についてちょっと詳しく見てみましょう。

※1「自然電力のでんき」がこのFIT電気を調達する費用の一部は、電気をご利用するすべての皆様から集めた再生可能エネルギー発電促進賦課金により賄われているため、費用負担や二酸化炭素排出係数の取り扱いが他の再生可能エネルギー源で発電した電気とは異なり、火力発電などを含めた全国平均の電気のCO2排出量をもった電気として取り扱われます。
※2「その他」には以下の電気が含まれます。
(1)他社から調達している電気の一部で発電所が特定できないもの
(2)一般送配電事業者からインバランス供給を受ける電気

「自然電力のでんき」の、2018年1月の電源構成は、
自然電力の太陽光発電所を中心とするFIT電気(太陽光)が28%、
電力の卸取引ができる日本唯一の市場・JEPXからの電気が48%、
計画と実績のギャップを埋めるためのインバランス供給や
他社からの調達といった「その他」が24%でした。

前月、2017年12月と比べると、
FIT電気(太陽光)が1.9%のマイナス、
JPEXからの電気が2.5%のプラスになっています。

ちなみに「自然電力のでんき」のウェブサイトに掲載している2017年9月の電源構成比だと
FIT電気(太陽光)が39%、JPEXが21%、その他が約40%になっていますよね?
こちらと比べると、1月のFIT電気(太陽光)は約10%も少ないことになります。

どうしてこうなったのか、今回は少しだけ中身をひも解いてみましょう!

 

■他の月と比べた1月の電気の使用量

上の表を見てください。
これは統計データやお客さまの実際の使用量をもとに
自然電力が独自に集計した月々の使用量に関するグラフです。
それぞれの月の数字は、

 

月々の電力使用量 ÷ 年間の平均電力使用量

 

という式で計算しています。

こうしてみると1月って、1年の内でもいちばん使用量が多いですよね?
このグラフだと、年間平均使用量に近い8月の約1.4倍くらいはでんきを使っていることになります。

その大きな要因って、いったい何だと思いますか?
寒くなったら家やオフィスでついつい使ってしまうもの…

そう、エアコン(暖房)。
夏に比べて建物の中と外の気温の差がとても大きい冬は、
暖房の電力消費量もその分多くなってしまい、
結果的に電力の使用量もものすごく多くなってしまうんです。

今年の冬は東京でも1月下旬に大雪が降りましたが、
家に帰ったらまっさきに暖房をつけた方も少なくないのではないでしょうか?

■他の月と比べた1月の太陽光の発電量

さて、こちらもまず上の表を見てみてください。

このグラフ、自然電力グループが開発・建設し、実際に運転している、
とある太陽光発電所の月々の発電量に関するグラフです。
使用量のグラフと同様「月々の発電量 ÷ 年間の平均発電量」で数字を計算しています。

こうしてみると、1月の数字って年間を通していちばん低い水準であることがわかりますよね?

太陽光発電所の発電量って、太陽からの放射エネルギー量である「日射量」と、
太陽が照っている時間である「日照時間」に大きく影響を受けるんです。
そして1月は年間でみると、この日射量や日照時間がいちばん少ない季節のひとつだと言えます。

結果として、1月の発電量は年間を通してもっとも少ないレベルになるわけです。

以上から、次の2つのことがいえます。

 

1)1月は、年間を通して電気の使用量が最も多くなる月のひとつである

2)1月は、年間を通して太陽光発電所の発電量が最も少なくなる月のひとつである

 

現在「自然電力のでんき」のFIT電気は太陽光のみとなっているため、
これら2つの1月の特徴から、最初に見たとおりFIT電気の比率が昨月よりも少しだけ減っているし、2017年9月と比べると1割も少なくなっているわけです。

夏と冬とで太陽が照っている時間(日照時間)がかなり違うのも大きなポイントですね。

 

以上、2018年1月の電源構成と(ちょっとした)中身の分析でしたが、
「自然電力のでんき」は、今後、風力・小水力発電所など、
自然電力グループがつくった太陽光以外の自然エネルギー発電所からの電気の供給量を増やしていく計画です。
これにより、自然エネルギー(FIT電気)の電源比率をもっと上げていきたいと考えています。